ブリッジタウン歴史地区とギャリソン

ブリッジタウン歴史地区とギャリソン(ブリッジタウンれきしちくとギャリソン)は、カリブ海の島国バルバドスの首都ブリッジタウンに残る、イギリス植民地時代に築かれた旧市街や防衛施設群を対象とするUNESCOの世界遺産リスト登録物件である。旧市街の街路設計は、スペイン帝国やオランダ海上帝国が築いた植民都市に見られるものとは異質であり、ギャリソンの存在ともども、かつて大英帝国がカリブ海地域に築いた拠点の姿を伝えている。2011年にバルバドスの世界遺産として初めての登録を果たした(ID1376)。

バルバドスに最初に到達したのはスペイン人であったが、彼らは定着せず、続くポルトガル人も同様であった。無人となっていたバルバドスでイギリス人たちが入植を始め、ブリッジタウンを建設したのは1628年のことであった[1]。17世紀を通じて、ブリッジタウンの成長を支えたものは製糖業であった。サトウキビ生産のための黒人奴隷の輸入および砂糖などの製品の輸出の拠点として、ブリッジタウンの港は栄え、1681年以降には、木造ではあったが要塞なども整えられていった[2]。木造の要塞は18世紀には石造の要塞へと作り変えられ、18世紀末にはギャリソンの建設も始まった[3]。このギャリソンは1905年まで、英国陸軍のカリブ海東部地域における司令部として機能した[4]。

^ ICOMOS 2011, p. 343 ^ ICOMOS 2011, p. 344 ^ ICOMOS 2011, p. 342 ^ ICOMOS 2011, p. 340
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